失敗談―網入れガラスにヒビを入れてしまった件

先日の現場でやらかしてしまった件です。

 

冬の北海道では空室の窓が凍って洗い辛いという問題があります。窓枠についた霜を落とすため何らかの方法で温めるのですが,今回は外窓の網ガラスにセラミックヒーターの熱を当ててしまいヒビを入れてしまいました。それで今日は窓を外して川沿にあるガラス屋さんに持って行き,ひびの入ったガラスを新品に交換してもらいます。

 

画像は別の窓ですが,こんな感じで温めていました。

 

修理に行ったガラス屋さんが言うには,網入りのガラスは衝撃には強く割れたとしてもガラスの飛散はほとんどないのですが,熱に弱いそうです。ガラスの中に入っている金属製の網が熱で膨張すると簡単にひびが入ってしまうとのことです。普通のガラスより厚みがあるのも熱膨張に弱い理由だそうで,とにかく冷えた網入りガラスに直接熱を当てるのはご法度なんですね。

なのに氷を融かしたいがために単純に温風を当ててしまいました。空室清掃の業者が窓を外すときに落として割ったという話は何度も聞くのですが,まさか旧式で出力も弱いセラミックヒーターの,しかもそれほど熱くない温風でひびが入るとは思ってもみませんでした。

 

まずは外窓外し。上部のストッパーのねじを緩めてずらし,外側の窓から外に向けて外していきます。

落とさないないように気を付けて。

 

外れました。

 

外した窓。

これをガラス屋さんに持ち込みます。グーグルマップで検索した川沿にある十河ガラス店さんに持って行きました。

 

外している間の養生をマスカーで。

 

次は修理した窓を入れていきます。

最初に下のレールに窓を入れて,左手だけで持って内窓をずらします。それから両手で内窓を囲むようにしながら外窓を持ち,いったん下の溝から外して上のレールに入れます。最後に下のレールに収めて一枚終了。

文字で説明してもわかりにくいですが,ユーチューブでいろんな人がやり方を解説していますのでご覧ください。

 

すべて入れ終わりました。

 

これで一安心。

今後は決して網入りガラスを温めないようにします。