85枚の窓を一日半で―新琴似で二世帯住宅リフォーム後清掃
今日の現場は札幌市北区新琴似という地区で,珍しく一戸建てで間取りは44LLDDKK,つまり二世帯住宅です。
リフォーム後の清掃なのですが,すでに美装は入っていてあらかた終わっているとのこと。でもなぜかすべての窓と二世帯のうち一世帯のキッチンが清掃されていないのでそこをお願いしたいということでした。たぶん何かのご事情があるのでしょう。
ご依頼くださったのは不動産業でも仲介をメインにしている会社の社長様です。今回は残った部分の清掃を直接私たちに依頼してくださいました。ありがとうございます!
一戸建ては窓の枚数も多くサイズも多種多様です。
すりガラスの窓は雑巾でふくと隙間に汚れが残ってしまいます。それできれいな水をかけながら清掃するのが一番きれいになります。一戸建ての場合は外で窓を洗えることが多く,この現場も外してホースで水をかけて洗うことができました。
ついでに網戸も洗って車の後ろで干しています。
レンジフードはタカラスタンダードのオーソドックスなもの。
できる限り分解して洗いました。
固着した油がひどく,特にパンチ穴の開いたフィルターはちょうど穴のサイズで油が固形化しています。アルミ製なので慎重に,つけ置き時間を見計らいながら50度に温めた水酸化ナトリウム水溶液に浸して洗います。
油はきれいに落ちました。
キッチン収納には油や食品汚れがあります。
アルカリ性の洗剤で問題なく落とせました。
窓はほぼ手付かずでした。特にキッチンの窓はごみや油でひどいことになっています。
新品のキッチンワークトップを汚さないよう気を使いながら,慎重に窓枠とガラスを洗います。
他にもトイレの小窓はレールもガラスも泥だらけです。取り換えられた新品の便器を汚さないよう注意しながら,水をじゃぶじゃぶかけて洗いました。
奥側の世帯の二階は傾斜した天井になっています。採光用の窓も選定が難しかったのでしょう。画像のように二種類のサイズの窓が上下についていました。
このお宅の窓は少し変わっていて,高断熱ペアガラスの窓が二重になっています。断熱効果は二倍ですね。
その分レールの構造が複雑で,当然ですが溝も普通の高断熱窓より多くなっています。
複雑な溝の泥を丁寧に取り除きます。
玄関のタイル床はデッキブラシでこする程度でいいとのことでしたのでそうさせていただきました。
普通は土間タイルはメラミンスポンジでこすって汚れを落とします。
この住宅,4LDKが隣り合わせに作られていて,両方とも二階に和風の茶室みたいな雰囲気のお部屋があります。もしかしたらその道の先生のお宅なのかも?
一戸建ては久しぶりで二世帯住宅は初めてです。
洗った窓は全部で85枚!北海道の特徴である二重窓なので枚数は普通の窓の二倍になります。終わったときは腕と足腰が疲れていて,スタッフ全員へたり込んでしまいました。恐らく200平米を超えている物件と思います。そんな大きなお宅のリフォーム後清掃はこれまで請けた経験がなく,今回は一部だけとはいえいい勉強になりました。
P建設のT様,この度はご利用ありがとうございます。