カビの原因―社宅3LDKハウスクリーニング
今日は北区の社宅でハウスクリーニングです。
この社宅のすぐ近くに一戸建てを購入されてお引越ししたので清掃してほしいとのご依頼でした。
10年以上のご入居なので,たとえまめに掃除していてもそれなりに汚れてしまいます。こればかりは仕方ないですね。
でも,このお部屋は少し変です。何かというと…。
お風呂のカビがかなりありました。
お風呂にカビが生えるのは普通のことですが,壁に黒いカビが残っているのはどちらかというと珍しい方です。毎日のお掃除で壁のカビは落としますよね…。
退去時のハウスクリーニングでは,風呂のカビは隅っことか扉の端っことか,手が届きにくい場所に残っていることが多いです。でもここは普通残りそうな場所にはそれほど生えておらず,壁にまんべんなく発生しています。おそらく取っても取っても生えてきて手に負えなくなったのかもしれません。
何が原因でしょうか?
お風呂の換気扇カバーを開けてみてわかりました。
換気口についている網にホコリがびっしりついています。ほとんど穴をふさいでいた状態でした。
つまり24時間換気をつけていてもお風呂の湿気を含んだ空気は排気されていなかったと推測できます。それでカビが生えやすい環境になっていたのでしょう。
因みに居室の窓のパッキンもかなりかびていました。湿気を含んだお風呂の空気が居室内に流れ込み窓で結露したと思われます。
お風呂の換気は大事なんですね。
普通は退去時ハウスクリーニングでは,換気設備を分解して清掃することはないのですが,私たちのサービスではファンのつまりが酷い時は分解清掃を行います。
ややホコリの多い部屋でした。
外廊下側の洋室の網戸はホコリがびっしり。
小さいの浴室でシャワーを浴びてもらいます。
洗い終わったらベランダで日光浴。
網戸が終わったら浴室のカビと格闘します。
少し時間をかけて除菌しました。より念入りに2回除菌実施。次の方の使用には問題ないレベルまできれいになりました。
3人で入りましたがやはり時間がかかりました。ワックスは18時ごろ終了。
管理人さんは17時過ぎに帰ってしまうので,点検は後日行ってもらいます。