札幌市東区のマンションで在宅フロアークリーニング

中性増粘リムーバーを使ったフローリングの剥離作業

今日は札幌市東区のマンションでフローリング床のクリーニングです。

ご存知の方も多いと思いますが,フローリングの床は水分を嫌います。それで剥離作業は中性増粘タイプの剥離剤を用います。通常の剥離剤がアルカリ性でさらさらしているのに対して,このタイプはドロッとした粘性のあるものです。こうした性質のためフローリング材にしみこまないんですね。

中性増粘は粘性があるうえアルカリ性のものに比べて剥離効果が低いため作業効率は下がります。床に塗ってパッドでこすり,べたべたした剥離剤をフロアースクイジーで集めてふき取りますが,べたべたしているゆえに一つ一つの作業に時間と体力を使います。

中性増粘リムーバー塗布

化学床での剥離では水拭きをして剥離完了ですが,中性増粘ではモップ水拭きではうまく剥離剤が取れません。それで雑巾でごしごしこすりながら水拭きします。ぞうきんは何度も水洗いして,バケツの水も何度も交換しながらふき取り,すぐに乾拭きして乾燥させます。

一般家庭用のワックスは高耐久・高耐水性のウレタン樹脂配合を使用

床が乾いたらワックス塗りです。今回使用するワックスはフローリング専用でウレタン樹脂が配合されたものを使います。光沢はやや抑えられていますが,耐久性と耐水性に優れたワックスです。ちなみにウレタン樹脂ワックスは密着性もよくて,表面加工されてワックスの乗りにくいクッションフロアーシートや鏡面塗装の施されたフローリング材にも適しています。滑りにくくてお勧めです。

ワックス施工後

ワックス施工後

ワックス施工後

ワックスは3枚塗り,つまり塗って乾かしてを3回繰り返します。

築18年のマンションで,以前はご夫婦で床を磨いてワックスがけをされていたそうですが,新築で購入されて以来剥離作業はしたことがなかったそうです。床がきれいになった分お部屋が明るくなりました。

今回はリビングとダイニングキッチン,そしてリビングから玄関までの廊下を施工しました。面積はおよそ30平米ほどです。朝8時半から入って途中お昼とおやつタイムで休憩して,16時に終了しました。