札幌市東区で洗濯機クリーニング
今日は札幌市東区のマンションで,洗濯機クリーニングです。ハンディのモニタープログラムにご応募くださった,小さなお子様二人をお持ちの若いお母さまがお客様です。
手ごわい日立「白い約束」
対象の洗濯機は日立の全自動洗濯機「白い約束」(NW-KB707)。
ネットを調べてみると日立製の洗濯機の分解は難易度が高く,業者さんたちも苦戦している方が多いようです。分解できないこともある旨ご案内してから作業開始です。
上部のカバーを外して洗濯槽を取り出そうと,パルセーターのネジを外しました。
パルセーターが固着している!!
ところが!パルセーターがどうしても外れません。穴にビスをひっかけてペンチで握って引っ張るのですが,びくともしません。どうやら長年の使用でパルセーターの接合部分がさびなどで固着しているようです。
ビスの位置を変えて,少し揺さぶったり回転させたりして試しましたがダメでした。約30分にわたって格闘しましたが遂に諦めます。
これが外れれば,カビのかなりの部分は取れるんですけどね…。
仕方ないので洗濯槽上部のバランスリングのトップカバーを外して,これだけクリーニング。
最初から完敗です。恐るべし日立の洗濯機…。※メーカーが悪いのではなく,経年劣化によるものですけど。
「かしめ」のあるステンレス槽の完全分解は難しい
もっとも今回の製品は,ステンレス槽が上部のバランスリングにかしめてあるので,完全に分解するのは極めて難しいものです。槽内には糸くず取りが付いているパネルが2枚ありますが,厄介なことにこのパネルはバランスリングの下に潜り込んでいます。
つまり「かしめ」部分を緩めてリングを持ち上げてから外さなければならず,そうなると組立時に再び「かしめ」る作業が必要になってきます。マイナスドライバーなどを使ってハンマーでカンカン打ち付けて元に戻すことになりますが,回転部分でもあり,戻す精度が悪いと振動してしまって異音が発生するかもしれません。かなりリスキーな作業になります。
というわけで,もしかしたら今回はここで終わってよかったのかもしれません。最後にできるところを清掃して,動作確認をして終了です。